『ピチレモン』はいつから休刊?
ピチレモン休刊かー😢 pic.twitter.com/psjNZXBKMV
— 七海 (@ohuton_o_0) September 1, 2015
『ピチレモン』は、2015年10月31日発売の12月号をもって休刊しました。
ピチレモンの歴代モデル一覧まとめ! いじめ疑惑も?『ピチレモン』が休刊になった理由は?
ピチレモンて発行部数やべーのか
— yokomuki (@yokomukino) December 5, 2011
『ピチレモン』が休刊になった理由は、発行部数の低下です。
なぜ、人気が低迷していったのでしょうか?
休刊の前触れ!?大幅リニューアル
『ピチレモン』が7月号から大幅リニューアル!
6/1(月)には記念イベントも開催、ですとな!? pic.twitter.com/TyoHF4vK2b— yutasira改めyutarasi (@brainlamp1) April 28, 2015
「今月からピチレモンは、ちょっと大人にリニューアルします」
2015年7月号にこのようなフレーズが登場し、『ピチレモン』はリニューアルしたことを発表しました。それは主に、『ピチレモン』の読者の多数を占めるようになった、中学3年生以上は向けた言葉でした。
高くなってきた読者の年齢に合わせて、『ピチレモン』モデルも、年齢を高くする作戦にし、「雰囲気も大人っぽく」を意識し始めたのです。
ライバルだらけの領域へ突入
私はピチレモン派で何故か知らんけどニコラをライバル視してて(読んだこともないのに)、ピチレになんかの広告でガッキーが載ってて、「これがニコラの看板か。なかなか可愛いじゃないか」とか勝手に上から思ってたのを思い出した。RT
— さこつ (@sakotsu_oj) May 20, 2021
リニューアルが改悪となった原因は、読者のターゲット設定の変更がそのひとつです。
これまで『ピチレモン』は、中学生雑誌として売り出していました。つまり、『ピチレモン』にとって強いライバルは『ニコラ』だけだったのです。
今回のリニューアルで、「高校生向けの雑誌層」へ勝負を挑むこととなりました。
そこには、『ニコラ』よりも、さらに人気の『SEVENTEEN』『POPTEEN』が控えています。『ピチレモン』にとって、さらに強力なライバルがいる層への挑戦を意味しました。
雑誌が並ぶ位置
@summersail14 詳細を申し上げますと「表紙ロゴ」が“Pichile”という表記に変わりました!ただ、雑誌名自体は“ピチレモン”のままです☆ それ以外にも変更点がありまして、雑誌サイズがA4→A4ワイド判(JUNONやポポロと同じくらい)に大きくなりました…(驚)!
— 迷える零細企業 (@wander_zero) June 2, 2015
リニューアルされたのは、雑誌の内容だけではなく、雑誌のサイズもでした。そして、この雑誌サイズの変更も改悪のひとつとなりました。
今までのA4サイズをやめて、ひとまわりサイズを大きくしたのです。具体的に言えば、『SEVENTEEN』のような女性誌サイズへの変更でした。
そうすることで、書店やコンビニで『ピチレモン』が並ぶ位置が変わることになってしまいました。『ピチレモン』を買いたい人が見つけにくくなり、さらには、たくさんの「お姉さん雑誌」の中に埋もれてしまう、ということになったのです。
ロゴが英語に!
調べたらピチレモンはPichileへロゴ変更を経たのち2015年から休刊しているらしい 世代がバレる ウチJCだからァ……
— あられ (@kenty00avenue) January 11, 2019
29年と2ヶ月使ってきたカタカナのロゴに、いきなり終止符を打ってしまったことも、購入する人が少なくなった要因といえます。
『ピチレモン』から『Pichile』へと変更したのです。
このロゴ変更も、大人っぽくするための策だったのですが、読者や書店に対しての、ロゴが変更になるということの宣伝が足らず、書店も読者も迷わせることになってしまいました。
店頭で、従来と並ぶ位置も異なっていて、ロゴも変えてしまったとなると、『ピチレモン』を探しにきたお客さんを取りこぼすこととなってしまうのです。
編集体制の変更
ピチレモン編集部からお花が届いてます。 pic.twitter.com/T9xM0gMP0D
— yutasira改めyutarasi (@brainlamp1) July 3, 2014
2014年から、『ピチレモン』の編集体制は、28年続いてきた形から変わりました。
それは「編集委託」でした。「編集委託」とは、『ピチレモン』の編集を外部の編集プロダクションに発注するということです。
『ピチレモン』に対する想いも何もない外部委託者による編集となったことで、引き起こされたリニューアル。それは、改善どころか、部数のさらなる低迷を引き起こすこととなりました。
最低の発行部数
2008年から2015年までのティーン向けファッション誌発行部数をまとめてみた。
対象誌はst、ニコラ、ピチレモン、ラブベリー、ハナチュー2012くらいまでは案外二極化してて、本も10万部前後から徐々に減らしつつあったハナチューがまず廃刊。
— むらた (@7teen_tuclove) May 9, 2016
『ピチレモン』が休刊を発表する直前、2015年7月から9月の発行部数を見ると、73,800部でした。
『ニコラ』は194,687部で、その差は歴然。
その最低発行部数を招いたのは、明らかに、外部委託業者のリニューアルによる改悪によって、読者や人気が激減してしまったことにあるのです。
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