日本の未承認国一覧まとめ

日本の未承認国と未承認の理由をまとめました。

未承認国とは?

未承認国とは、一言で言えば、主権国家としての宣言をしつつも、国際的な国家承認を得ていない国のことです。

国際法上の承認とは、他の国がある政治的実体を国家として認めることで、国際社会における正式なメンバーとして扱われることを意味します。

未承認国は、そのような承認を受けられずに、自らの主権や領土を主張する状態にあります。未承認国は、多くの場合、内戦や分離運動などの紛争によって生まれます。

例えば、コソボは1998年から1999年にかけてのコソボ紛争でセルビアから独立を宣言しましたが、現在でもセルビアやロシアなどの一部の国からは承認されていません。

また、台湾は1949年に中国大陸から逃れた中華民国政府が統治していますが、中国人民共和国は台湾を自らの一部と主張し、台湾の独立を認めないという一つの中国原則を掲げています。

未承認国一覧表

未承認国 未承認理由
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) 日本は韓国を朝鮮半島の唯一の合法政府と認めており、北朝鮮の核開発や拉致問題などを解決するまで国家承認しないとしています。
パレスチナ(パレスチナ国) 日本はイスラエルとパレスチナの平和的な共存を支持していますが、パレスチナの国家承認については、イスラエルとの交渉によって決定されるべきだと考えています。
台湾(中華民国) 日本は1972年に中国との間に日中共同声明を発表し、中国政府を中国の唯一の合法政府と認め、台湾との外交関係を断絶しました。日本は台湾と非公式な経済や文化的な関係を維持していますが、台湾を独立した国家として承認していません。
コソボ(コソボ共和国) 日本は2008年にコソボがセルビアからの独立を宣言した後、コソボを承認しましたが、その後、コソボの独立を無効とする国際司法裁判所の判決に従って、コソボの承認を取り消しました。日本はコソボとセルビアの対話による平和的な解決を支持しています。
アブハジア(アブハジア共和国) 日本はジョージアの領土保全と主権尊重を支持しており、ロシアが2008年にアブハジアの独立を承認したことに反対しました。日本はアブハジアをジョージアの一部とみなしており、国家承認していません。
南オセチア(南オセチア共和国) 日本はジョージアの領土保全と主権尊重を支持しており、ロシアが2008年に南オセチアの独立を承認したことに反対しました。日本は南オセチアをジョージアの一部とみなしており、国家承認していません。
ソマリランド(ソマリランド共和国) 日本はソマリランドが1991年にソマリアからの独立を宣言したことを受け入れていません。日本はソマリランドをソマリアの一部とみなしており、国家承認していません。
北キプロス・トルコ共和国(KKTC) 日本はキプロス島の統一と平和的な解決を支持しており、トルコが1974年にキプロス島北部に侵攻し、1983年に北キプロス・トルコ共和国(KKTC)を建国したことに反対しました。日本はKKTCをキプロス共和国の一部とみなしており、国家承認していません。

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